便は体の鏡
便は食べ物の残りかすと思いがちですが、本当は便の約70~80%は
水分で、残りの約20~30%が食べかすと剥がれた腸粘膜や腸内細菌
などです。
食事後、約24~72時間で便となり、排泄されますが、大腸内での便の
滞留時間が短いと水様便となり、滞留時間が長いと水分が吸収され、便が
硬くなり、固形便となります。
理想的な便の形状は、バナナ状で黄土色から茶色をしていて、においも
あまり臭くなく、1本あるいは2本分位の量で1日1回排便し、トイレット
ぺーパーに便が付かない状態が理想です。
良い腸内環境にするには、食生活に留意し、野菜をしっかり食べ、肉類や
油物は控え、睡眠をしっかりとって規則正しい生活をすること。
特に夏は、冷たい物や甘い物が欲しくなりがちなので、腸を冷やさない
ように気をつけて下さい。
また、ストレスを溜めないように人との会話や適度な運動、ぬるま湯に
つかるなど、体をリラックスさせてやることが大事です。
この猛暑の中、いかに腸内環境をコントロールしていくか考える必要が
あると思います。