ストレス解消には「笑い」と「涙」
私たちの体は、起きている間は交感神経が優位に働き、リラックスしたり、
眠ったりしている間は副交感神経が優位に働きます。
この二つの自律神経のバランスが整ったとき、最も健康な状態
が保たれるようになっています。
ところが、不規則な生活や過度のストレスで、体は交感神経
優位に傾きがちになります。
特に、ストレスが溜まっている状態は、交感神経の緊張が高まっている
状態なので、ストレスが溜まっていると感じたときは、意識的に副交感神経
を刺激することが、健康を維持するためには必要です。
「笑い」にはストレスを解消するだけでなく、免疫力を活性化する効果があります。
また、「涙」を流すことにも、ストレスを軽減させ、自律神経のバランスを整え、
免疫力を活性化させるという効果があります。
同じようにストレス解消力があるといっても、笑った場合には「元気が出る」、
涙を流したときには「スッキリする」という違いがあります。
しかし、涙を流した場合の方が、脳内への刺激がはるかに大きいものなので、
副交感神経への影響力も大きく、免疫力の活性度合いも大きいと考えられます。
普段は笑いで元気を出し、たまには号泣して涙を流して溜まった
ストレスを発散させるのもいい方法です。