静脈が心臓を動かす
心臓から血液を全身に運ぶのが動脈で、末端から血液を
心臓に戻すのが静脈です。
静脈の血液量は、動脈の4倍とも言われています。
いかに、静脈血を心臓へと戻すことが、心臓のポンプ作用を
助け、動脈血を勢いよく全身に送るために重要か分かります。
人間は立つか座ることが多いため、血液はどんどん下に
集まってしまいます。
足に血液が溜まってくると、むくみがひどくなり、血液が
全身に酸素や栄養を運ぶことができず、疲れを強く感じる
ようになり、血圧も下がって、貧血ぎみになってきます。
人間は足に溜まった血液を重力に逆らって下から上へ送る
必要があります。
第二の心臓であるふくらはぎを動かすことによって、ポンプ
作用が働き、心臓へと血液を送ることができます。
つまり、歩くことや踵の上げ下げ運動などが、直接的に血流を
良くすることにつながります。