歯の配列と食事について
人の歯と食事のバランスには、関係がないように思われますが、
大いに関係があります。
大体、人の歯は親知らずを含めると32本あり、20本が臼歯(奥歯)で、
8本が切歯(前歯)で、4本が犬歯(奥歯と前歯の間の歯)でできています。
主に、どの歯で何を噛むのが適しているかと言うと、穀物は臼歯、
野菜は切歯、肉類は犬歯で噛むのが理想的です。
歯の配列から考えると、肉類(犬歯)1に対して、野菜(切歯)2、
穀物(臼歯)5の割合で摂取することが、人間の生理的機能を維持するのに、
適しているということです。
現在、日本は欧米食が普及し、動物性脂肪とたんぱく質の割合が
かなり増え、米や野菜、穀物の割合が減ってきています。
年齢とともに、肉類の量を減らし、野菜や穀物の量を増やして、
バランスよく食べるようにしましょう。