気持ちいい
自分が望まない事や、嫌な事をしなければいけない時に、
体が緊張するのは気持ちよくありません。
こういう時は、体の左右と上下の緊張のバランスが崩れていて、
違和感や疲れを感じます。
左右の肩甲骨の間から首にかけて強い緊張があり、胸が硬くなり、
呼吸が浅くなって、心理的には不安を感じやすい状態になっています。
気持ちいいと感じる時は、全身がバランスよく緊張した状態になって
いる場合や、反対に、緊張や興奮が静まってゆるんでいく状態になって
いる場合でも気持ちいいと感じます。
例えば、緊張した状態の気持ちよさは、スキーや車の運転でスピードを
上げていく時の加速感で、ゆるんでいく状態の気持ちよさは、映画や
ドラマを見て、涙を流して感動する、あるいは、ほっとして心が楽しく
なる気持ちよさです。
つまり、緊張、興奮が高まっていく中で気持ちよく、さらに静まって
ゆるんでいく中でも気持ちいいのが一番です。
体のバランスで見れば、気持ちがいい状態は、頭や胸の緊張がなく、
下腹に緊張があって力が入っている状態です。