脳で食事を楽しむ
食事をする際に、食物を口に運ぶ前に、脳で楽しむことが、
消化にとって非常に重要です。
五感やイメージを通して脳へ刺激を送り、脳で食事を楽しむ
ことで、胃酸が出やすくなります。
朝、目覚めたとき、朝ごはんを作ってくれる音が聞こえます(聴覚)
美味しそうな朝食を想像します(イメージ)
味噌汁や焼き魚の香ばしいにおいがしてきます(嗅覚)
食卓に美味しそうな料理が出てきます(視覚)
口に入れて咀嚼します(触覚)
そして美味しいと感じます(味覚)
こういった五感を感じながら、よく噛んで食べるという
一連の感覚や動作が胃液の分泌を促します。
この脳で楽しむということが、現代社会では失われており、
スマホやパソコンを見ながらのながら食事が増えています。
食事への集中力がそがれ、咀嚼の回数も減り、消化不良、
胃酸の分泌低下を助長しています。
これからは、脳で食事を楽しむことを意識することも
大切なことかと思われます。

