牛乳は身体に良い?
牛乳はたんぱく質やカルシウムが多く含まれ、骨が丈夫になり、
骨粗しょう症の予防にもなるので、たくさん飲んだ方がいいと言われます。
確かに、牛乳には身体の成長を強力にサポートするだけの栄養素が
含まれています。
しかし、乳牛は飼育環境、餌、水が大きく反映され、広大な牧場で、
自然に生えている草を食べ、自然の水を飲むことが理想ですが、
現実には、そんな理想的な環境で飼育することは難しいと思います。
また、日本人の約60%の人は乳糖不耐症といって、乳糖を分解する
ラクターゼという消化酵素が少なく、お腹がゴロゴロしたり、下痢や
軟便になったりします。
欧米人は日本人と違い、乳糖を分解する酵素を多く持つ身体で、
乳製品に順応しますが、日本人は海や山に囲まれている環境上、
海草や小魚、ごま、緑黄色野菜からカルシウムを摂取するのが
一番理にかなっています。
なるべく乳製品の取り過ぎには注意し、日本人の身体に合った
魚、野菜、大豆製品、発酵食品などを多く摂取するようにしましょう。